月食・月から見た地球の姿は?
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8月28日夕刻、本州中部はあいにくの天気となったが、本州最北端青森の地では、6年振りの皆既月食を堪能することができた。
写真は午後7時32分の様子。地球の陰にすっぽりと入った月は、赤銅色に鈍く輝いている。なぜこんな色になるのか。月は通常、太陽からの直接光を反射して輝く。月食の際には直接光を地球に遮られてしまうため、地球大気で曲げられた太陽光に照らされる。この光は地球大気を長い距離に渡って通過した後の光なので、波長の長い赤っぽい色になっているのである。
逆を想像してみよう。皆既月食の最中、月から見た地球の姿はどんなであるか。地球の直径は月のおよそ4倍。月面から見える地球は、夜の側の半球で真っ暗。そこに地球大気で屈折された赤色光が、わずかではあるが届く。従って、見えるのは赤黒く縁取られた大きな黒い円、ということになりそうだ。こんな想像をしてみるのも楽しいが、実際に見た者はおらず、真相は闇の中である。
(小埜佳典)



