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2008年07月27日

名古屋南部で雷雨発生

 27日も多少雲は出ていたが、朝から厳しい日差しが照り付けたために、15時現在で
最高気温が37.3度(11時55分観測)と暑かった名古屋。

 ただ、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になっていたため、自分の住む
名古屋市港区界隈では、14時40分を過ぎたあたりから
 雷サンダー080727 001.jpg
    ↑
 低くどんよりとした雲が一気に立ち込めはじめ、

 雷サンダー080727 003.jpg
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 西の空は雨による白いベールで閉ざされてしまった。

 程なくしてにわかに涼しげな風が吹き始め(23日の青柳記者の記事を参照していただきたい)、
雷を伴った短時間に強い雨が約20分にかけて降った。

 レーダー画像でも、
radar07281430.bmp
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 雷雲が通過する14時30分に、名古屋港に程近い愛知と三重の県境に強い雨雲の
かかっていることがわかる(気象庁レーダー画像より抜粋)。

 しかしこの雷雨も15時10分ごろにはやみ、
 雷サンダー080727 004.jpg
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 晴れ間と蝉時雨が同時に戻ってきた。

 このように夏の雷雨を発生させる積乱雲は、幅が数10kmの小規模な現象であることが
多いが、それでも雷雨発生時には突風や竜巻を発生させることもあるし、もちろん雷には
十分な警戒が必要である。
 音のスピードは毎秒約340mなので、稲光から雷鳴が聞こえるまでの時間で、雷が発生
したところとの距離がおおよそは計算できる。しかし、低いところにたちこめている雷雲に
覆われている時には、どこで雷が発生するかはわからないのだ。

 これから本格的なレジャーシーズンが到来するので、ゴロゴロという雷鳴が聞こえたら、
屋外にいる場合は、速やかに建物の中に避難するように心がけたいものだ。

 (服部 康光)

2008年07月26日

西日本を中心とした厳しい暑さはしばらく続く

 連日最高気温が35度を超える「猛暑日」が続出し、テレビでは各地の厳しい暑さを
報道するのが恒例となってきた。

 これは梅雨時には勢力をあまり伸ばしてこなかった夏の太平洋高気圧が、ようやく
本来の力を発揮して、太平洋沿岸の地域まで張り出してきているのが、厳しい暑さの
要因の一つとなっている。
 さらに上空に目をやると、高度約12kmあたりには大陸から伸びてきた高気圧が
関東地方・北陸地方まで覆っているのだが、なかなか一般には知られていないので、
ここで紹介しておきたい。

 これは「チベット高気圧」と言われるもので、本州での梅雨時にあたる6月ぐらいから
8月(場合によっては9月ごろ)までインドから北東に見てヒマラヤ山脈を越えたあたり
に位置するチベット高原にその中心を持つものだ。
 ここで発生したチベット高気圧が、時として日本の上空まで勢力を伸ばすことがある。

 高気圧の中心近くにおける空気の流れ方は、
 高気圧.bmp
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 上空から地上に向けての下降気流であることは、ご存知の方も多いだろう。
 この空気が下降するにあたり、どんどん気圧が上がってくるので、下降している空気は
「断熱圧縮」という作用を受け、周りの空気からどんどん圧迫されていくのだ。そうなると
下降した空気が「おしくらまんじゅう」のような状態になってしまい、空気の温度がどんどん
上がっていくメカニズムなのである。そして大陸の高気圧なので、空気は乾燥しているし、
元々空気の温度は比較的高いのだ。

 つまり本州の太平洋側の上空は、暖かい空気を持つ太平洋高気圧の上に、さらに
チベット高気圧がある形になり、例えるならば
 「夏場に布団を2枚重ねて寝るようなもの」
 …ということと似ていると考えればいいだろう。

 この暑さのたとえが少しでも読者各位に伝わると幸甚である。
 何にせよ、太平洋高気圧はしばらく西日本・東日本上空に居座り続ける見込みなので、
ざっと雨が降らない限り、厳しい暑さは当分続きそうだ。
 外だけでなく、室内の熱中症にも十分対策をとるようにしたい。

 (服部 康光)

2008年07月21日

名古屋みなと祭花火大会は開催の運び

 夏休みに入って梅雨明けが発表され、一気に暑くなった名古屋。
 東海地方における、夏の花火大会のトップを切る形で21日には
 「第62回 海の日名古屋みなと祭花火大会」
 が開催される。

 昨年・一昨年と雨の中での開催となったが、今年は3年ぶりに晴天のもとでの
花火大会となりそうだ。
 毎年30万人の参加者でごった返すため、打ち上げ場所であるガーデンふ頭
周辺はすし詰め状態となり、正直ゆっくり見られるような状態ではない。そこで
周辺住民である自分がお勧めする花火鑑賞スポットを紹介しよう。

 会場からは北西に位置する、中川運河のいろは橋から国道23号線高架下
周辺に整備された河川敷公園は広々としていて、シートを敷いてゆっくり花火を
鑑賞したい人には絶好の穴場ではないかと思う。
 それにすぐ近くにスーパーがあるので、必要なものはすぐに買いに行ける。
 かつ台数は限られるが、無料駐車場(約20台)もあるので、地上付近の花火が
見られなくても、スターマインなどの大掛かりな花火が見れれば十分という方は
クリスマスイブにも花火大会が開催されるので、一度足を運んでみてはいかが
だろうか。
 
 ただし、出したゴミは自分で持ち帰るようにお願いしたい。
 名古屋港花火大会
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 最後のスターマインの様子。
 自宅マンションから撮ったものだが、この日は風下側になってしまったため、
一部花火の煙に隠れてしまった。
 それでもこの日は39万人もの人が集まり、大いに盛り上がった。 

 (服部 康光)

2008年07月06日

ひまわり7号後継機に暗雲の影

 運輸多目的衛星である、ひまわり6号および7号(6号の観測に支障を来たした際の
バックアップの役割を果たす)が、この時間も東経140度上の赤道上空に常に位置し、
日本およびアジア各国に気象衛星画像として、雲の様子を配信している。

 これによって遠くの大気の状態も掴むことができ、天気予報にも重要な役割を担って
いるわけだが、このひまわり6・7号の後継機(すでにひまわり8号などと言われているが)
が暗礁に乗り上げていることが、洞爺湖サミットを控えたここ数日で明らかになった。

 2005年2月のひまわり6号の打ち上げ、運用から3年が経とうとしているが、名目上の
運用期間は約5年と言われている。そうなると、そろそろひまわり7号へのシフトおよび
次期後継機の打ち上げの検討に入る次期なのだろうが、その打ち上げおよび運用のため
の資金(早い話が予算)の見通しが立っていないのだという。

 気象衛星の打ち上げ・運用には諸説あるが、約400億円が必要であると言われている。
 平成20年の気象庁予算が約700億弱なので、この予算で気象衛星を打ち上げ、運用する
のは基本的に難しい。よっていろんな名目を付けて、他の省庁から気象衛星打ち上げの
ための費用を捻出してもらっていたわけだが、緊縮財政を余儀なくされている各省庁は
その費用を負担するのもままならない状態のようだ。
 そして今回国土交通省が後継機問題から外れてしまったため、気象衛星のための予算
確保がさらに厳しくなってしまった現状である。

 気象衛星による画像がなくなってしまうと、天気予報はアメダスの実況データと各国の
気象レーダーで判断せざるをえなくなり、南太平洋で発生する台風の監視や地球温暖化
の影響で海水温度の観測も日本独自ではできなくなってしまう。
 つまり世界屈指の技術を持つ、日本の天気予報が危機にさらわれてしまうのである。

 防災対策は、日本の未来にとっての大きな課題の一つであると考える。
 そして日本のみならず、アジア各国にとっても気象衛星画像は重要なデータである。
 利権を絡ませることなく、包括的な気象衛星の打ち上げが滞りなく進むように、政治家の
各氏にも予算確保に声を上げて欲しいところだ。

 (服部 康光)