来年の花粉はどうなる!?夏の天候がポイントに!
10日(日)は、各地で気温が上昇し、最高気温が30℃を超えて真夏日になったところが続出しました。今年最高の気温となった他、5月の観測史上最高気温を記録した地点も多くあり、とにかく暑い一日でしたね。
今週は、日本海にある前線が広い範囲に雨を降らせ、これを機に気温は平年並みに落ち着く見込みです。
花粉症の方は、シラカバやイネ科花粉を除いて、すっかり症状が落ち着いた頃ではないでしょうか。
花粉症シーズンも終盤ですが、スギやヒノキの花芽(将来花になる芽)は、もうすぐやってくる夏に形成されます。つまり、夏の天候によって来年の花粉飛散量が決まるというわけなんです。
というわけで、少し早めではありますが、来年の花粉(スギ科やヒノキ科)の展望をしてみました。
■来年も花粉のつらい年に??■
4月27日の記事でもお伝えしましたが、春に飛ぶ花粉の量というのは、
その前年の夏の天候(特に7月~8月上旬)と深い関係があります。
この期間、晴れて気温が高く雨が少ないと、花芽がたくさん付くため、翌春の花粉量は多くなります。
逆に、雨が多く、晴れる日や暑い日が少ないと花粉量は少なくなります。
では、今年の夏はどうでしょうか?
5月11日現在、気象庁から発表されている夏の予報は、
2月25日に発表された暖候期予報(6月~8月の予報)と
4月23日に発表された3ヶ月予報(5月~7月)があります。
この二つの予報資料の結果から、次のような特徴が見られます。
●太平洋高気圧の日本付近への張り出しは、平年程度に強まる。
●上空の気温は、高い傾向がある。
●冷夏と関係の深いエルニーニョ現象は発生しない。
総合的に判断すると、
『西日本~東北地方にかけて、夏らしい夏がくる確率は、総じて70~80%』
といえるでしょう。
この予想通りになれば、スギやヒノキが花芽をたくさん付けるのには、非常に適した(?)夏になりそうで、
来年の春も今年と同様、大量飛散の恐れがあるかもしれません。
花粉症の方にとってはあまりうれしくない予想になってしまいましたね。
ただ、これはあくまで現段階の予想ですので、来年もまたこの花粉情報ページを参考に、
万全の対策をとってくださいね。
■ご愛読ありがとうございました!■
約3ヶ月に渡りお届けしてきましたこの連載も今日で最終回です。
少しでも皆さんのお役に立てましたでしょうか?
今後も、気象を通じて皆さまの生活をより良いものにできたらいいなと思います。
ご愛読、ありがとうございました!